2019年事業計画

 

鳥羽恐竜研究振興会 令和元年度事業計画

 

 

 

鳥羽恐竜研究振興会は本年で設立から23年を迎える。昨年は鳥羽の地質講演会で鳥羽竜が発見された経緯を地質学の観点から紹介していただく講演をしてもらった。太地の変動とともに大陸近くで生息していた草食恐竜が何かの都合で浅海層に堆積し、日本列島の誕生とともに鳥羽地域の松尾層に堆積し、鳥羽竜として発見されたことを紹介していただいた。 このことは松尾層を探れば新たな恐竜化石の発見につながる希望ある見解だったので夢を持って新たな恐竜化石発見につなげたいと考えた。鳥羽竜発見の大ニュースから23年たったが「夢よ、もう一度で」市民の皆さんとともに新たに歩み出す時でもあります。 

 

鳥羽恐竜研究振興会では修学旅行生の受け入れとともに現地化石採集会を開催し、鳥羽竜の再確認と将来への夢を語り合うこと場を広げています。現場で貝化石などを発見した子ども達は「自分の手で発見できた」と大変感激を持って帰られている。 

 

今年も、夏休み宿泊体験学習会を開催し、市内の子ども達に鳥羽竜化石発見の大事さを伝え、福井県立恐竜博物館での見学や自然体験などで将来つながる環境学習に寄与できる企画を考えていきたいと考えています。

 

合わせてNHKなどで放映されている地球の歴史を考える「ジオジャパン」や「ブラタモリ」で取り入れられている地質研究の視点も大事にして鳥羽の地質を研究調査する活動にも力を入れ、ジオパークへの取り組みを進めていきたい。

 

 

 

(1)鳥羽竜発見現場の維持・保存

 

鳥羽竜化石発見現場については、平成27年3月に案内板の大改修作業をしていただき海岸への眺望がよくなり、恐竜小公園広場での修学旅行生や訪れる方への紹介活動がやりやすくなった。しかし、足跡化石現場は台風時など常に波浪にさらされ、化石表面がどんどん剥離してくる状態になっている。

 

関係団体の皆さんの協力により整備をしていますが、足跡化石の現場保存は緊急の課題になっています。合わせて、枯れてきたウバメガシの伐採などや草刈りなど東屋周辺を整備していくことが必要である。

 

 

 

(2)学術的な調査研究

 

 鳥羽竜化石発見現場は23年前に発見された当時のままで、周辺の崖が少しずつ崩壊している状況でもある。一般の来訪者などが訪れ採掘もされているようだが、研究会としても再度周辺地域を確認し、骨化石の採掘などもしてみる必要がある。今年は三重県総合博物館などとタイアップしてさらに新たな発掘の計画を準備していくことも必要ではないかと考えています。

 

20周年を記念しての講演会や昨年の鳥羽の地質研究の講演会を開催したとき新たな研究者とのつながりもできたので、「鳥羽竜の発見とこれからの課題」についてさらに詳しく研究を続けていくネットワークなどを整備していきたいと考えている。

 

(3)体験活動の充実

 

 鳥羽竜の発見を広く引き継ぐには、現場での体験活動を含めて市内の小中学校の授業などで取り挙げていただくことが大事である。若い人にいま一度、鳥羽竜発見の大事な財産を再確認するとともに貝化石などその時代の化石採集をすることで鳥羽竜が生息していた時代を想像し、地球環境を俯瞰することも大事な学びとなる。

 

夏休み宿泊体験活動は今年で19年目、引率するスタッフの高齢化もあるが、参加する子どもたちの自然科学への興味関心と仲間づくりを広げる意味で大きな意義があるので日程を縮小した形で継続し、市内の子ども達を中心とした現場での化石採集体験学習会・出前授業なども積極的に推進したい。

 

 

 

(4)夏休み化石体験採集会、ジオパークなどの研修会の開催

 

 鳥羽竜の骨化石についての理解をさらに広げ周辺地域の豊かな自然を学ぶことはいろんな意味での理解を広げる大事なポイントである。今年も夏休みなどに化石採集体験と海の生物探索などの機会を市立海の博物館と提携して計画していきたい。

 

 また、専門的な研究者を招聘して、昨年産業技術総合研究所から発刊された「鳥羽の地質図」をもとに、鳥羽・志摩一円の自然環境を学び、地質的な内容、歴史的内容などを取り入れたフィールドワークを実施し、ジオパークなどの検討も進めていきたい。これらの活動には鳥羽ガイドボランティアの会やグリーンツーリズム協議会、三重県立総合博物館などとの協力で進めていきたい。

 

 

 

(5)展示施設の整備と充実

 

 現在安楽島小学校3階特別教室に保管されている鳥羽竜関係の展示品も古くなってきたので整理して一日も早く旧鳥羽小学校に移管保存されることを望みたい。合わせて三重県立博物館に展示されている鳥羽竜骨化石についても見学し研修を進めていきたい。内容については市民文化祭などで紹介している。できるなら海の博物館とも提携を進めたい。

 

 

 

(6)情報発信・普及活動の推進

 

 鳥羽竜研究の取り組みと成果を広げるためには鳥羽竜に関する情報発信が大事な要素となってくる。20周年記念で作成した立て看板をガイドセンターなどで設置し、市民や観光客に呼びかけていく。合わせてリニュアル発行したパンフレットを、鳥羽竜発見現場におき、修学旅行生や体験学習会時の紹介に使っていきたい。また、ホームページやFacebookなどで本会の活動を日常的に発信し、充実させるために広く市民や関心のあるに方々に理解をひろげていくように努めていきたい。

 

鳥羽恐竜研究振興会HP http://tobaryukenkyukai.jimdo.com

 

鳥羽恐竜研究会でも 検索OK

 

参考資料 NHKダーウィンが来た

むかわ竜の発見でも日本列島でも様々な恐竜がでも発見されることが分かった。アジア大陸の東側にあつた日本にはたくさんの恐竜が生活していた。それらの恐竜化石が今後も発見されるだろうという提言。大変興味深いものであつた。写真はNHKのものをお借りしています。研究の中心は北海道大学の

恐竜化石発見現場での化石採集会

皆さんからのご要望があれば、現地で化石採集会を開催します。潮時や天候を十分配慮して実施したいと思います。鳥羽恐竜研究振興会までご連絡ください。

連絡先 090-4790-0559

北海道むかわ町で草食恐竜の全身骨格発掘

2017年 むかわ町で恐竜の全身骨格が発見。体長は鳥羽竜より少し小さいけど全身の骨格が発見されているところが素晴らしい。連絡を取りながら研究交流を進めていきたい。

2018年5月、京都から修学旅行の子どもたちが現地で化石採集会を体験。海岸で貝化石を発見したりして楽しい体験をしました。

鳥羽市の離島 答志島の大築海島にわたり地質調査。三波川変成帯の変成岩を現地で確認。様々な変成岩ができていることに驚きの連続。縞筋模様の入った黒色片岩の鑑定。石灰岩などもあり様々な岩石が入り交じっていました。大変興味ある離れ島です。

恐竜化石発見現場で化石採集 お父さんと一緒に化石の岩脈を見つけて化石発見にチャレンジ。

ハンマーの使用は私ども研究会の指導のもとに行いました。むやみには使えませんのでご了解を。

 

夏休みの体験学習会 鳥羽市内の小学生6年生が応募して参加。岐阜県の土岐川での化石採集会や福井県の恐竜博物館を訪ねます。宿泊は奥越高原青少年自然の家です。今年は8月27日28日に実施。

三重県立総合博物館と連携して 鳥羽の地質調査を推進

鳥羽は四万十帯や秩父北帯南帯、黒瀬川帯、三波川変成帯とたくさんの地層が集まっています。それぞれの地層の特質を探り、どのように形成し、広がっているか研究員の方と一緒にフィールドワークを実施しています。機会がありましたらぜひご参加ください。

恐竜の足跡化石の保存 イグアノドンの足跡化石が海岸近くにあります。台風や大潮の時、波に洗われるのでその保護活動をしています。昨年も11月11日に実施。なるべく早く安全な保全活動を願っています。

恐竜小公園に「恐竜の小箱」設置。案内パンフレットが置いてあります。いつでもご利用ください。


鳥羽竜発見現場

Name 鳥羽市安楽島町砥浜海岸

Street 県道750号線通称パールロード

City/ZIP 鳥羽市安楽島町

Email: momonoki@amigo.ne.jp

Telephone: 090-4790-0559


鳥羽竜発見現場での化石採集体験学習