大阪教育大学教授を長く勤められ、鳥羽竜化石発見を導いた松尾層群の研究者の山際延夫さんが一昨年89歳で亡くなられた。
山際さんは東京文理科大学(現・筑波大学)の学生時代から鳥羽志摩の地層を調査研究され、大阪学芸大学(現・大阪教育大学)に赴任されてからもこの地域の地層に関心を持ち、長年研究を続けてこられた。
この地域の地層から発見された貝化石や植物化石の研究から中生代白亜紀の地層を発見され、それらを地元の地名を生かして「松尾層群」と名付けられた。
古くからこの地域の地層には貝化石が発見され、地元の人もよく貝化石などを発見していた
鳥羽竜化石も,在野の化石研究家たちが貝化石の発見・報告を根拠にして,この松尾層群の泥岩の中から恐竜化石を発見したのである。この鳥羽竜化石発見につながる基礎研究をされてきた山際延夫さんの業績を改めて振り返り、長年にわたって研究を続けてきた山際延夫さんの研究活動を顕彰したいと計画しました。
(コロナ禍のため三度目の計画です。)
(写真は鳥羽竜発掘調査に参加した時の山際延夫さん)
期日 令和5年3月25日(土) 時間13時30分開会 4時まで
会場 鳥羽商工会議所3階 かもめホール (参加無料)
三重県鳥羽市鳥羽東町1-7 0599-25-2751
講 師 谷本 正浩
ききしわだ自然資料館専門員 トバリュウ化石発見者
大阪教育大学大学院修了.教育学修士.日本古生物学会特別会員.美術教育学を専攻し美術関係の論文を複数発表.一方,大学時代から地学関係でも山際教授の教えを受けた.爬虫類化石関係報告を多数出版し,国際シンポジウムでも発表している。
「三重の恐竜時代」を発行当日販売300円
主 催 鳥羽恐竜研究振興会
後 援 鳥羽市 鳥羽市教育委員会
【申し込み先】 電話もしくは、裏面の用紙をご活用ください。
鳥羽市鳥羽1丁目10-48 鳥羽市歴史文化ガイドセンター内
FAX 0599-25-8255
電話 鳥羽恐竜研究振興会 事務局 山下直樹 080-5103-1366
山際延夫顕彰記念講演会 参加申込書
お名前 住所 連絡先
【申し込み先】
鳥羽恐竜研究振興会 FAX 0599-25-8255
鳥羽市鳥羽1丁目10-48 鳥羽市歴史文化ガイドセンター内
電話 鳥羽恐竜研究振興会 事務局 山下直樹 080-5103-1366
☆資料の準備上、3月20日までに申し込み下さい。(当日参加も可)
講演会の開催に合わせて 伊勢地学研究会の古屋淳彦さんが長年鳥羽竜発見現場近くで発見された貝化石の展示をしますのでご見学ください。
バケベリアの化石 白根崎産出 全方位から観察できる化石展示台
10月23日(日)天候にも恵まれ、51家族94名の参加で鳥羽橋梁化石発見現場で親子化石採集会を開催することができました。遠方からは愛知県からそして、三重県各地からも参加していただき反響の大きさを感じました。潮時も良かったので浜も広くいろんな場で化石採集をすることができました。
10時に開始してからしばらくすると貝化石を見つけたよという声が上がり、二枚貝の貝化石を見つけることができました。西側の海岸では2cmぐらいの巻貝も発見しびっくりしました。また、足跡化石の周辺のがけ下を掘っていた毎年来てくれている中村君が今回珍しいキリガイダマシの化石も見つけてくれました。少しの休憩をはさん終了までに20人ぐらいの子どもたちかいろんな化石を発見
してくれました。今回は大変関心の高い子どもたちの参加だったのとご家族のサポートもあり短い時間でしたがたくさんの発見をすることができたことがよかったです。
鳥羽恐竜化石発見現場は鳥羽市安楽島町の砥浜(とはま)海岸にあります。鳥羽駅からパールロード方面に走ると10分ほどでつきます。路肩に恐竜発見現場の看板があります。当日はその路肩と近くの山安水産焼き牡蠣屋さんの駐車場をお借りします。そこから歩いて恐竜小公園に来てください。
海岸は潮がよく引いて広くなっています。長
靴などが望ましいですが、運動靴でもよろしい
です。ハンマー・タガネはお貸しします。
トイレがないので事前に近くの施設でおすましください。(コンビニ、市民の森公園トイレ)
さわやかな秋の季節、潮時も良くなりました。化石採集にいい時です。しかし、むやみに岩をたたいてもなかなか見つかりません。よく周囲の状況を確かめチャレンジしてください。海岸に落ちている黒い泥岩がいいですね。できたらハンマー、タガネ、保護メガネ(100円店にもおいています)があるといいですね。
車の駐車場はパールロード沿いの広場に6台ぐらい付けられます。トイレがないので近くで済ませてください。あわせて暑い時です。帽子や水筒など熱中症対策を十分にしてお越しください。
海岸の磯物は取らないようにしてください。
さわやかな秋のシーズンになり、修学旅行や社会見学も実施されるときになりました。各学校の皆さんや旅行業者の皆さんも安心していけるように対策をいろいろ考えていただいていることと思います。鳥羽恐竜研究振興会でも皆さんに来ていただき、恐竜のことや化石採集などが楽しくできるように準備してお待ちしています。ご来場に当たっては十分な予防対策をしてご参加ください。
ここに来るまでの道筋と準備をご紹介します。鳥羽恐竜化石現場は鳥羽駅からパールロードを10分程度走った所の鳥羽市安楽島町砥浜(とはま)海岸にあります。ホテルエクシブから5分程度の場所です。パールロードの路肩にバス3台分のスペースがあります。無理な時は近くの山安水産の駐車場もお借りします。(使用につきましては鳥羽恐竜研究振興会で依頼します。焼きカキ最盛期の時は難しいが)
鳥羽駅からの場合はそのまま左側に駐車を、スペイン村などからくるときは山安さんの駐車場をお借りするか、鳥羽周りで来ていただき道路の左側につけてください。只今パールロードのがけ崩れで志摩方面からの通行ができなくなっているので注意してください。(9月30日現在)
海岸での化石採集はなるべく身軽なスタイルで来てください。手袋とビニール袋ぐらいにして下さい。現場で鳥羽竜がなぜ発見されたかと化石採集についての簡単な説明をした後、海岸の石などを拾って化石探しをします。その時安全のためできるだけ保護メガネを使ってください。メガネなしでも砂浜の中から貝化石を見つけることもできます。いっぺんに見つけるのは難しいですがじっくりと見つけると貴重な貝化石や恐竜化石などが見つかるかもしれません。楽しくチャレンジしてみましょう。
今年も足跡化石の話題がいろいろなところでありますので鳥羽でも新たな足跡化石発見にもチャレンジしていきたいと思います。
中国・四川省で発見された新種の肉食恐竜の足跡化石に、『ドラえもん』のキャラクター「のび太」の名前がつけられた。その名も「エウブロンテス・ノビタイ」。この新種を発見した中国の研究者が大のドラえもんファンであることがきっかけだという。
2021年7月、中国地質大学(北京)の恐竜足跡研究チームが、「中国四川省の白亜紀前期足跡化石の新種エウブロンテス・ノビタイ」に関する論文を公開した。恐竜名の最後の「ノビタイ」の部分が、ドラえもんの「のび太」に由来する。
この貴重な化石が中国四川省で発見されたのは2020年7月のこと。四川省を襲った集中豪雨の後、ひっくり返った板状の岩石の上に4つの足跡が刻まれているのが見つかった。中国地質大学(北京)のシン准教授らがこの足跡を詳しく調査した結果、肉食の恐竜エウブロンテス類の新種であることがわかり、この研究が国際的な学術誌で認められたことで新恐竜の命名に至った。
シン准教授は1982年生まれの39歳。子どもの頃からの『ドラえもん』ファンで、2020年12月に中国で公開された『映画ドラえもん のび太の新恐竜』(日本では2020年8月公開)の中で、のび太が新種の恐竜に自分の名前をつけているのを聞いて、今回の恐竜にのび太の名前をつけたとのこと。学名はラテン語の文法でつづられるのが基本で、「のび太」に人名を示す接尾辞「i(イ)」をつけてエウブロンテス・ノビタイ(Eubrontes nobitai)と命名した。
★記事の出展はNEWSポストセブン
この足跡化石も凸型だ。鳥羽のイグアノドンの足跡化石と同じスタイルですね。鳥羽でも新しいものが出るかも
2020年10月17日(土) 化石採集会を予定していたのですがあいにくの雨になり、急きょ鳥羽恐竜展会場で鳥羽竜の学習と化石レプリカづくりを開催しました。12家族30人の親子が参加していただきました。午前10時からは研修室で化石レプリカづくりをしました。絵具を溶いた色水に石こうを入れてこね、アイスクリームのような材料を型に流し化石レプリカを作りました。初めてでしたがみんな一生懸命につくり素晴らしい化石ができました。後半はみんなが大好きな恐竜は何かを紹介してもらいながら、「鳥羽竜はなぜ発見されたか」をテーマに鳥羽で発見された恐竜化石や日本列島と共に鳥羽にやってきた鳥羽竜化石のことを勉強しました。難しい内容もありましたが、恐竜のことは子どもたちの方がよく知っていました。学校の授業でもこのような恐竜のことを授業していただくと子どもたちは科学に強い子どもになれるのにとも思いました。
今度は晴れた日に化石採集会をやってみたいと思いました。参加していただいたご家族の皆さんにお礼申し上げます。
今まで安楽島小学校に保管されていた鳥羽竜関係資料を鳥羽1丁目の門野幾之進記念館のエントランスで公開することになりました。鳥羽竜化石のレプリカや化石採集会で見つけた貝化石などを展示しています。みんなで恐竜についての勉強会も開催しますのでぜひご参加ください。
10月20日(日)のオープン記念日にはたくさんの皆様に参加いただき有難うございました。
20日以後は常設展となります。入場無料ですのでお気軽にご覧下さい。
会 場 門野幾之進記念館 鳥羽市鳥羽1丁目10-48
鳥羽駅から徒歩5分 国道42号線ミキモト真珠島前交差点ガードを右にくぐる。
門野幾之進記念館・鳥羽市歴史文化ガイドセンターは毎週火曜日はお休みです。
連絡先 0599-25-8255
駐車場 会館の前に2台程度つけられます。
【追記】
ガイドを要望したい場合は 事務局 山下までご連絡下さい。 080-5103-1366
鳥羽恐竜展が新たに展示できました。鳥羽竜は16mあまりにもなる大きな草食恐竜です。子どもたちにも夢とロマンを与え、鳥羽市としてもこれを機会に新たな観光の目玉になるよう宣伝していきたいと思います。寺田直喜会長が夢を大きく語ってくれました。
安楽島砥浜海岸で発見された上腕骨のレプリカ、大腿骨の大型パネル、尾椎や恐竜化石の骨片、恐竜の卵、貝化石などを展示します。鳥羽竜の化石がなぜ発見されたかを考える解説もありますのでぜひ恐竜発見の研究をさらに深めてください。また、たくさんの恐竜たちが遊ぶ鳥羽竜ランドもありますので、皆さんはどれだけの恐竜を知っているかチャレンジしてみてください。
恐竜化石発見現場に修学旅行で訪れてくれる小学生のみなさんがいます。潮時のいいときは浜も大きく広がり、化石の見つけやすい環境になっています。崖は危険なので周辺の浜などに落ちている転石などを拾いながら貝化石を見つけます。はじめはなかなか難しいですが慣れてくると少しずつ貝化石も見つけられます。岩石の質は黒っぽい泥岩、堅くなった頁岩(けつがん)の中によく見つけられます。貝化石が見つかると少しずつ恐竜化石にもつながる夢で出てきます。1億年前の恐竜たちと握手できるようにチャレンジしています。
貝化石の発見続く
先日、鳥羽竜化石発見現場で見つけてきた石をハンマーでたたいていたらニシガイのような巻き貝の化石が出てきた。石は牡蠣がらの化石が詰まっている状態であったが、丁寧にたたいていたらうまく取りだせた。このところ目が慣れてきたせいか少しずつ発見できるようになって来たのが嬉しい。
鳥羽竜発見20周年記念の新しいパンフレットの発行について
20周年を記念して新しいパンフレットを10,000部印刷しました。トバリュウの紹介や化石レプリカの案内などが掲載してあります。いろいろなイベントでの活用や修学旅行生への配布、市内の関係施設に配布しトバリュウの紹介をしていただく予定です。
WAKE UPは「新たにめざめよ」
の意味が込められています。皆さんの新たな発見でトバリュウの種の認定にチャレンジしていきたいと思っています。現場の恐竜の小箱の中にも一部おいてあります。
表紙の挿絵は加茂小学校長倉田先生の作品です。
鳥羽恐竜研究振興会では鳥羽竜化石が発見された現場での貝化石や恐竜化石の発見体験学習会を準備しています。
現場の浜に降りて砂浜に転がる小石の中から化石を発見する体験活動です。
丁寧に探してみるといろいろな貝化石が発見されます。ぜひ発見現場を訪ねてあなたもチャレンジしてみてください。
鳥羽竜の紹介や化石レプリカづくりなど理科の授業などでご活用ください。鳥羽竜化石から恐竜の生きた時代がよみがえります。
今年は20周年事業として今までの夏休み体験学習会と合わせて市内小学校の皆様に現場での化石採集の体験学習会をお勧めしています。ぜひご参加ください。
恐竜が生きていた時代の化石のレプリカを作ります。シリコンの型に石こうを溶かした色水を流し込み乾燥させて作ります。
★出前授業で各学校や施設にお出かけします。
★ガイドセンターで
夏休みに計画
鳥羽竜化石が発見された場所は砥浜海岸といい、砂浜が広がるところです。砂浜周辺で転がる石の中から貝化石などを発見することができます。
夏休みなどに化石体験教室を開催するのでぜひご参加ください。お申し込みがあれば現地でご案内いたします。
鳥羽恐竜研究振興会の事務所は鳥羽ガイドセンターにあります。鳥羽駅から約10分のところにあります。
電話は090-4790-0559
お問い合わせは
〒517-0011
鳥羽市鳥羽1丁目10-48
鳥羽ガイドセンター内
連絡先電話&FAX0599-25-8255