2023年の修学旅行・社会見学での化石採集会

 コロナ禍から感染状況が落ついてきたので修学旅行で化石採集に来ていただく学校もたくさんありました。朝一番の日程が多く潮時にも苦労しましたが、何とか工夫して恐竜化石発見現場で鳥羽竜についての学習と化石採集を行うことができました。初めての経験でなかなか見つけることができなかったけど皆さん一生懸命やってくれたので時間がたつといろいろな化石が見つかりました。ハンマーやタガネ、保護メガネなども使って安全にできる工夫も協力していただきました。参加者全員が化石を見つけるということはできませんでしたが、浜の転石や崖の中から化石を見つけることができました。

京都府木津川台小学校の化石採集会

 木津川台小学校の化石採集会

今年最初の修学旅行での化石採集会、朝一番の見学で天気も曇り空でしたが、初めに鳥羽竜の紹介をさせていただき、みんなで海岸に降りて化石採集をしました。浜はあまり引いていなかったけど、工夫して転石や崖の周辺から化石探しをしました。巻貝や二枚貝の化石を少なかったけど見つけることができました。

感想発表の時、「化石はたくさん見つけることはできなかったけど恐竜発見現場で専門的な体験ができてうれしかったです。」とすばらしい感想を言ってくれました。

大阪 加美小学校の化石採集会

2023年10月27日、大阪の加美小学校からバス3台で94名の児童・先生方が恐竜化石発見現場での化石採集会に来てくれた。初めに恐竜小公園で鳥羽竜化石発見のことを紹介した後、海岸に降りて化石採集をしました。この日は潮時も良く浜も広かったので、自由にいろんな場所で化石探しをすることができました。海岸の小石の中から化石を探したり、黒ぽい泥岩を割ってみたり、崖の割れ目の中から化石を探したりしました。10分もするとそこかしこから「これはどうですか。」という声が上がり、鑑定の依頼がありました。池田さんや橋本さんの協力を得て子どもたちの依頼にこたえました。

 巻貝の化石やアサリのような二枚貝の化石も見つかりなかなか好成績でした。中でもよかったのはシジミの貝化石がまとまって発見された貝化石でした。

最後にみんなで見つけて化石の紹介をして感想を発表しました。

「ほんものの化石が見つかってうれしかった。」「恐竜の時代のことがよくわかって面白かった。」などの感想を発表してくれました。

伊勢市立外城田小学校化石採集会

修学旅行・社会見学での化石採集会の準備

 新しい年度の修学旅行や社会見学のご依頼をいただき始めました。まだコロナ感染問題が収束していないので確実なご返事はできませんが、とりあえず今までの実績からのプランをご案内しています。

 鳥羽竜発見現場では鳥羽竜化石がどのように発見されたかの紹介をした後、現場の海岸に降りて化石採集をしています。その時、潮時が大事なポイントになってきます。大潮で干潮の時が一番いいのですが、干潮時1時間前後程度ならある程度浜の広さはありますが、それ以外になると海岸が狭くなり十分な化石採集ができません。しかし、現場での様子を体験するのなら足元の浜で転石を拾うこともできます。見学をご依頼するとき潮時をみてご検討ください。(事務局でもお知らせします。)

 恐竜研究振興会では化石採集のハンマーやタガネ・保護メガネも用意していますが、40人分ぐらいしかありません。それ以上の人数の場合は、化石採集と転石探しに分けて15分程度で交代してもらいます。安全にも配慮したいので崖の上や大きな石の上に登らないように配慮をしてください。

 最後の10分程度で採集した化石の品評会などをして終わります。全員の子どもが化石を見つけることはなかなか難しいですが、困難な中で体験してもらうことも意義があると思います。

 1億年前の化石を見つけたり、運が良ければ恐竜化石も発見できるかもしれません。ぜひそのロマンある体験を楽しんでください。

 

 雨の場合は鳥羽駅近くの門野幾之進記念館のなかに鳥羽竜展示コーナーがありますので、鳥羽竜の紹介と化石レプリカづくりができますのでご利用ください。定員は40名まで

★鳥羽恐竜研究振興会は鳥羽歴史文化ガイドセンターに事務所を置いています。

 517-0011 鳥羽市鳥羽1丁目10-48 ぜひお立ち寄りください。

 お問い合わせについては下記の電話かメールにお送りください。

 電話&FAX 0599-25-8255 鳥羽恐竜研究振興会    

 

 e-mail   momonoki@amigo.ne.jp       事務局長山下 携帯080-5103-1366

代々木高校の皆さんが化石採集と磯の生物観察

6月24日、大潮の日、志摩市磯部町に学校がある代々木高校の皆さん11名が先生方と一緒に鳥羽竜化石発見現場で化石採集と磯の生物観察に訪れてくれました。代々木高校は通信制の高校で子どもたちの多様な学びを保証してくれている学校です。この日は大潮で浜も良く引いていたので、初めに鳥羽竜化石が発見された経過を簡単に紹介し、海岸に降りて化石採集を実施しました。紹介では今から25年前大型草食恐竜の化石が発見されたことは日本で初めてだったので大変注目を浴びたこと、日本の恐竜研究の大きな進展になったことを紹介しました。また、同じ海岸の近くでイグアノドンの足跡化石が発見されたことも大変貴重なものでこの足跡は180度反転して凸型になっていることなど合わせて紹介しました。海岸では浜に落ちている黒っぽい石=泥岩、頁岩などを探してハンマーで割ったりしました。するとその中に牡蠣の膨らんだ形の貝化石や二枚貝の化石などが見つかりました。また、砂浜の中から巻貝の化石も見つかったりして、子どもたちの関心も大いに盛り上がりました。みんなで見つけた化石の紹介をしあいました。

 後半は磯の地層の様子を見ながら潮だまりの中のイソギンチャクや磯ガニやヨメカガサを観察しました。近くでは地元のおばさんたちが天草の収穫をしていました。観察が終わった後、砂浜でみんなでお

弁当を食べました。大変楽しい一日になりました。(写真提供代々木高校) 

八郷小学校の化石採集会

11月15日、四日市市立八郷小学校の6年生57名がバス2台で鳥羽竜化石発見地の海岸で化石採集体験活動をしました。この日はあいにく潮時が悪く、海岸が狭い状態でしたが、みんな熱心に化石探しをして、巻貝や二枚貝の貝化石を見つけました。みんなで見つけた化石の紹介をしました。「前に広がる海を見ながら、現地で体験することは心が洗われる」と引率の先生に言っていただきました。帰り際には海岸のごみ拾いもしていただきました。この後、海の博物館の見学に行きました。

桑名市立大成小学校の化石採集会

11月10日、前日荒れた天気だったので当日の天気を心配しましたが、大変穏やかな秋晴れになり大成小学校の6年生の皆さん81名がバス3台で鳥羽竜化石現場に来てくれました。路肩の駐車場は3台でいっぱいなので駐車を心配しましたが、恐竜研究会のスタッフで木の枝を切ったりしたり、運転者の皆さんの計らいで無事停車できました。午後1時からの見学でしたが初めに鳥羽竜化石発見の様子や恐竜の足跡化石について話をしてみんなに恐竜の時代の様子を想像してもらいました。

 その後海岸に降りて黒っぽい泥岩を探しながら化石採集をしました。子どもたちの真剣なまなざしがあってかすぐに黒くきらりと光る貝化石を見つけてくれました。その後も巻貝の化石や石炭の炭化化石を見つけたりしました。なかでも素晴らしかったのは、女の子が見つけたシジミがいの貝化石でした。貝をつなぐちょうつかいのような部分も残っていて大変貴重なものでした。最後にみんなに見つけた化石の紹介をしました。浜が広かった分たくさん見つけられてよかったと思います。帰り際近くの焼き牡蠣屋さんをみたら車が一杯でした。

桑名市立深谷小学校の化石採集会

11月4日、保々小学校に続いて深谷小学校の皆さんが恐竜化石現場を訪れてくれました。恐竜小公園で鳥羽竜の紹介をした後、海岸に降りて化石採集をしました。潮時は満潮時間に近くなっていたので少しずつ潮が満ちてくる中でしたが、みんな一生懸命化石探しをしてくれました。ここでもキリガイダマシという巻貝の化石や二枚貝の化石がが見つかりました。最後の方で巻貝の化石では大変形のきれいなものが見つかったのがよかったです。4時30分ぐらいになるとあたりも少し暗くなってきたのでいそいで反省会をして海岸を後にしました。

四日市市立保々小学校の化石採集会

11月4日、保々小学校に続いて深谷小学校の皆さんが恐竜化石現場を訪れてくれました。恐竜小公園で鳥羽竜の紹介をした後、海岸に降りて化石採集をしました。潮時は満潮時間に近くなっていたので少しずつ潮が満ちてくる中でしたが、みんな一生懸命化石探しをしてくれました。ここでもキリガイダマシという巻貝の化石や二枚貝の化石がが見つかりました。最後の方で巻貝の化石では大変形のきれいなものが見つかったのがよかったです。4時30分ぐらいになるとあたりも少し暗くなってきたのでいそいで反省会をして海岸を後にしました。

四日市市立神前小学校の化石採集会

11月1日、四日市市立神前小学校の6年生の皆さん52名が鳥羽竜化石発見現場で化石採集をしてくれました。この日は午後で満潮時に近い時間だったので海岸は狭かったけど、海岸の転石の中から化石探しをしました。大変厳しい条件だったけど熱心な子どもたちが形のいい巻貝を見つけてくれたり、二枚貝の模様の入った貝化石を見つけてくれました。恐竜化石の発見には至らなかったけどみんなの熱心な姿が大変印象的でした。この後石鏡の旅館に宿泊しました。

大阪市立加美小学校の化石採集

10月29日、大阪の加美小学校6年生81名の皆さんがバス2台で朝一番に来てくれました。昨日は鳥羽の旅館に泊まられたそうです。たくさんの人数だったので恐竜小公園で工夫して鳥羽竜化石発見の様子を紹介し、恐竜の足跡化石について、皆さんも発見すれば名前が付けられるとのび太の名前の付いた足跡化石のことを紹介しました。その後、海岸に降りて化石探しをしました。「黒っぽい泥岩を探してその中にきらりと光る化石がないかを見つけよう」と紹介し、転石を探しました。5分ぐらいたった時泥岩の中に貝の形をした貝化石を見つけました。中の身が動く貴重のものでした。その後恐竜の歯の化石かと思われる化石もありましたが少し厚みが足らず残念でした。穴あき貝の生痕化石や巻貝の化石も見つかり、関心が高まりました。中には3つ探してくれたお友達もいました。最後の方ではアサリぐらいの大きさなの模様がきれいについた化石も探してくれました。みんなで見つけた化石を紹介し合い、今日来た成果を感想として発表してくれました。最後にきれいな海をバックに記念写真を撮りました。

伊勢市立みなと小学校5年生の化石採集

10月12日、伊勢市のみなと小学校5年生52名がバス二台で鳥羽竜化石現場に来てくれました。初めに恐竜小公園で鳥羽竜化石が発見された様子を紹介し、恐竜たちがどのように生活していて化石になったかを考えました。そのあと海岸に降りて化石採集をしました。朝の潮で小潮だったので海岸があまり広くなかったので心配していましたが、何とか貝化石を見つけることができました。巻貝の形のいい化石や二枚貝の貝化石も見つかりました。発見した子どもたちは大変喜んでいました。みんなで見つけた化石の紹介をしました。

四日市市立楠小学校の化石採集会

10月14日、四日市の楠小学校6年生の皆さん93名が鳥羽竜化石現場で化石採集体験をしました。昨日までの雨も回復し、さわやかな秋晴れの天気でした。大型草食恐竜鳥羽竜化石発見の話を聞いた後海岸に降りて化石採集をしました。初めは見つけるのがなかなか難しかったけど、転石の中から小さな貝化石を見つけてくれました。小石の中に巻貝の化石も見つかりました。時間は短かったけどみんな一生懸命に挑戦しました。

木津川市立木津川台小学校の化石採集会

10月8日、京都の木津川台小学校の6年生76名が鳥羽竜化石現場で化石採集の体験活動を行っていただきました。朝9時からということで時間が早かったので浜の状況は大変狭かったのですが、海岸の転石などから化石探しをしていただきました。下見の時は先生方が大発見をしてくれたのですが、なかなかいいのが見つからず苦戦しました。しかし、熱心に探してくれたお友達が巻貝の化石を拾ったり、二枚貝の化石の入った石を見つけてくれました。帰りに化石レプリカのお土産をもらっていただきました。対応に忙しかったので写真が取れませんでした。

四日市市立浜田小学校の化石採集会

10月8日、四日市市立浜田小学校6年生の皆さん72名が化石採集の体験活動を行ってくれました。初めに鳥羽竜の紹介を少しして海岸に降りて化石採集をしました。この日は天気も良く潮の引き具合もよかつたので、広い場所でいろいろと化石探しをすることができました。海岸の転石を割ったり、砂浜の中に埋まっている貝化石を探しました。二枚貝の化石がたくさん入った石や巻貝の化石など様々なものが発見できたことは大変良かったです。最後にみんなで見つけた化石について紹介しました。

伊賀市立柘植小学校の化石採集会

10月7日、伊賀市立柘植小学校の6年生16名の皆さんが恐竜化石現場での化石採集を体験してくれました。この日は潮の引きもよく浜も大変広い場所でした。いろいろなところに出かけハンマーとタガネで石を割りながら化石を探しました。みんなの一生懸命に努力でいろいろな化石が見つかりました。形のいい二枚貝の化石も見つかりました。海岸を背景に記念写真を撮り、帰りにはお土産に恐竜が生きていた時代のアンモナイトや三葉虫などの化石レプリカをもらっていただきました。

伊勢市立みなと小学校の化石採集会

10月12日、伊勢市のみなと小学校5年生52名がバス二台で鳥羽竜化石現場に来てくれました。初めに恐竜小公園で鳥羽竜化石が発見された様子を紹介し、恐竜たちがどのように生活していて化石になったかを考えました。そのあと海岸に降りて化石採集をしました。朝の潮で小潮だったので海岸があまり広くなかったので心配していましたが、何とか貝化石を見つけることができました。巻貝の形のいい化石や二枚貝の貝化石も見つかりました。発見した子どもたちは大変喜んでいました。みんなで見つけた化石の紹介をしました。 

度会小学校の化石採集体験会

10月6日、コロナ感染問題の緊急事態宣言も解消されたので、秋の社会見学で度会小学校4年生の皆さんが鳥羽竜化石現場で化石採集を行いました。初めに鳥羽竜化石が発見された様子を紹介し、日本で初めての大型草食恐竜になったことを紹介しました。その後海岸に降りて転石の中から化石探しをしました。慣れない中だったのでなかなか化石は見つかりませんでしたが、転石の中から貝化石を見つけたお友達がいました。固い原石の中から化石を見つける難しさも体験してくれました。最後にみんなで見つけた化石を紹介し合いました。

2021年の修学旅行

今年の修学旅行はまたしても新型コロナ感染問題で大変な日程になっています。本来なら、新緑の5月前後にたくさん来ていただくのですが、全国的な感染の広がりでなかなか安心して来ていただけない状況になっています。とりあえず10月から11月にかけてたくさんの学校の予約を受けています。私どもとしては鳥羽竜化石発見現場での化石採集会や門野幾之進記念館での鳥羽恐竜展の見学と化石レプリカづくりを予定しています。いままで料金は無料でしたが、用具や材料の準備、スタッフのガイド料などを合わせて一人100円の料金をいただくようになりました。よろしくご理解のほどをお願いいたします。

東益津小学校の恐竜体験教室

 11月11日、伊勢での見学を終えて焼津市立東益津小学校の皆さん62名が鳥羽の恐竜展の見学に来てくれました。少し会場が狭く密にならないような工夫をして鳥羽竜の発見当時の様子と「なぜ鳥羽で大型草食恐竜が発見されたかの」謎を考えました。

 鳥羽竜は初めはアジア大陸の東側朝鮮半島の近くで生息していましたが何かの拍子で亡くなり、海底に沈んで堆積して化石になりました。日本列島の誕生と一緒に鳥羽竜の化石の地層も鳥羽まで運ばれてきました。ちょっと難しかったけどプレートの移動のことと鳥羽竜の発見を考えました。

 化石レプリカづくりでは絵の具で色をつけた水に石こうを溶かしてシリコンの型に流し込みました。自分の選んだ化石がうまくできたか楽しみでした。乾燥まで時間がなかったので次の日スペイン村で出来上がった化石レプリカを受け取りました。みんなきれいに作れていました。

大阪加美小学校の化石採集会

 10月28日バス4台で朝一番に鳥羽竜化石発見現場に加美小学校の皆さんが85名来ていただきました。たくさんの人数だったので海岸に降りて鳥羽竜の発見当時の様子を紹介しながら、海岸で化石採集のポイントを紹介し、みんなでチャレンジしていただきました。

 運よく潮時も良かったので浜も広く自由に探すことができました。化石発見現場の近くで貝化石の塊をみつけ素晴らしい成果を上げてくれました。ほかの人たちも海岸の転石を探しながらハンマーで割ってみたりして化石を探しました。恐竜化石発見まではいきませんでしたが、シジミや二枚貝、巻貝の貝化石を見つけることができました。みんなで見つけた化石の発表会をしました。

 子どもたちは自分の手で化石を探すのは大変楽しい、残念ながら恐竜化石が発見できなかった。「次回は本物をみつけたい」と元気な感想を言ってくれました。

東条小学校の化石レプリカづくり

10月8日(水)の午後、毎年鳥羽に来てくれる富田林市立東条小学校の皆さんは残念ながら雨になってしまいました。本当は現場で化石採集がしたかったのですができませんでした。代わりにオープンしたばかりの鳥羽恐竜化石展を見学し、化石レプリカづくりをしました。レプリカだったけど恐竜化石の大きなものを触ってみたり、恐竜ランドにある恐竜たちと遊んでくれました。その後、研修室で化石レプリカづくりをしました。慎重に型で水を計り色づけした水の中に石こうを溶かしてレプリカを作りました。乾燥が十分でなかったけどきれいな形のレプリカができて大喜びでした。いい記念になりました。

今年初めての化石採集

三重県の玉城町の有田小学校の皆さんが鳥羽竜化石現場で化石採集をしてくれました。初めに鳥羽竜の様子を紹介し、みんなでその大きさを確かめました。現場で採集される化石を確かめ、いざ浜に降りて化石採集をしました。みんなの関心は高くすぐに貝化石を見つけてくれました。

今年の修学旅行、新型コロナウイルス感染予防対策で秋に延期

 2020年・今年の修学旅行は新型コロナウイルスの感染予防対策のため、春の時期から秋に延期を希望される学校がたくさんありました。バスに乗っての移動は3密があるのでコロナ問題が収束してからでないとよくないということで各学校でも対策を立てていただいたようです。

 みんなが楽しみにしている修学旅行、秋にはぜひ実現して鳥羽竜現場にも来ていただくことを祈っています。現場の周辺も樹木を伐採したりして景観を良くしました。

しかし、コロナ感染問題の第2次感染が広がる中、修学旅行をやむなく中止される学校もあり、本当に残念な事態になりました。

大阪加美小学校の化石採集会 2019.10.17

10月17日、天気が曇りがちでしたが、大阪の加美小学校の皆様91名が鳥羽竜発見現場を訪ねてくれました。鳥羽竜と化石の見つけ方の説明を聞いた後、海岸に降りて貝化石などの採集に挑戦しました。関心のある子どもたちにはハンマーとタガネで海岸の石や崖の中から化石発見にチャレンジしました。しばらくすると転石から貝化石を見つけた人や二枚貝の化石、植物化石、メタセコイアなどの化石も見つかりました。最後に見つけた化石の紹介をして幕を閉じました。バス3台だったので路肩のスペースもギリギリでした。またの日のお越しをとさよならしました。

川添小学校の5年生大奮闘 2019.10.10

10月10日、大台町立川添小学校5年生の皆さんが化石採集に参加してくれました。化石の見つけ方の説明の後、海岸に降りて化石採集にチャレンジ。人数が少なかったのでハンマーとタガネで崖の場所で化石発見に挑戦。地層の境目にきらりと光る化石を見つけて採集にチャレンジ。時間は少なかったけどいろいろな貝化石が見つかりました。大変うれしかったです。

東条小学校の皆さんの化石採集会

10月3日、東条小学校の皆さんは天気の都合で残念ながら化石採集はできませんでした。現場の草刈りをして整備していましたが天候の都合は残念でした。

2019年 高の原小学校の化石体験会

6月6日、京都の木津川市立高の原小学校の6年生55名(バス2台)の皆さんが鳥羽竜化石発見現場で体験学習会に参加してくれました。初めに鳥羽竜化石の発見経過を紹介し、海岸に降りて転石を探しながら貝化石の採集を行いました。元気な皆さんにはハンマーで石を割っていただき貝化石の採集を行いました。小さな貝化石や貝の抜け殻化石などいろいろなものが発見できました。最後にみんなで見つけたものを発表しあいしました。たくさんではなかったけど自分たちで恐竜の生きた時代の貝化石を発見できたことにうれしさを感じました。

2019年 東角小学校の化石体験学習会

5月16日、京都から東角小学校の皆さん51人が鳥羽竜化石現場での化石採集体験学習に来てくれました。(51名、バス1台)初めに鳥羽竜化石の発見の経緯を紹介し、「皆さんにも鳥羽竜の学名を決める歯の化石発見にも挑戦してほしい」と呼びかけ、海岸で貝化石などの採集を行いました。あいにく潮時が悪く満ちかけてきましたが、子どもたちは熱心に浜のあちこちや崖の中から貝化石を探しました。おかげで大あさりの形の貝化石などを発見することができました。このほかキリガイダマシや二枚貝の化石も発見することができました。わずか1時間の間でしたが充実した時間を過ごすことができました。みんなで見つけた化石を紹介し合い、最後に海をバックに記念撮影をしました。

2018年 元気な東条小学校のみなさん

台風25号の影響で天気が心配でしたが、10月4日、大阪の富田林から東条小学校6年生14名と4名の先生方が訪れてくれました。みなさんの行いがよかったのか、見学前は雨もやみました。恐竜小公園で鳥羽竜が発見された経緯を紹介し、みなさんも化石発見にチャレンジしてくださいと呼びかけました。海岸は惜しくも満潮時で浜が狭かったのですが、波打ち際で貝化石などの探索をしました。波で何度も現れるので難しかったですが、しばらくすると先生や子どもたちが貝化石を見つけてくれました。二枚貝の貝化石の破片と巻貝の貝化石が見つかりました。巻貝の化石はきれいな形になっていたので素晴らしい発見でした。校長先生は最後まで一生懸命探してくれていました。

修学旅行化石体験学習会 高の原小学校

 6月7日、京都の木津川市立高の原小学校の6年生69人と先生7人がバス2台で現地を訪れたくれた。連日雨だったので天気を心配していたが、無事晴天に恵まれ、ほっとした。初めに小公園で鳥羽竜化石の発見のいきさつについて紹介し、恐竜がこの地まで流れ着いたことについてお話した。今回は日本列島ができるまでは朝鮮半島の周辺のアジア大陸の東端にあったことを紹介し、そこにアジア地域で生息していた鳥羽竜の仲間(ティタノサウルス)が何かの拍子になくなり、泥に埋まり化石になった。そしてそれが大陸から離れて日本列島を作った時に鳥羽まで運ばれたことを紹介した。今回初めての紹介だった。

 

その後海岸に降りて化石採集を開始した。小潮だったので浜の広さを心配したが、少しずつ潮も引きはじめ体験するには十分な広さだった。今回は海岸の西側で貝化石が見つけられたので、安全を確認しながらハンマーを少し使ってみた。黒い石を探ってみると黒くきらりと光るシジミのような貝化石が見つけられた。砂浜を探していた友達も少しずつ貝化石を見つけ出した。東側で先生が貝化石の塊を見つけてくれた。先生もびっくりして貝化石がたくさんあることに感激していた。時間が30分ぐらいしかなかったが目が慣れてきた最後の方で子どもたちが次々に小さな巻き貝の化石を発見してくれた。これには私たちもびっくり、もうないと思っていたが子どもたちの一生懸命な姿が貝化石の方から呼びかけてくれた発見だった。

  最後に二地湾の牡蠣養殖の様子や神島,伊良湖、渥美半島の様子を紹介し、機会があったらまた鳥羽を訪れてくださいとお願いした。帰りのバスの中で「今日の化石採集は楽しかった人」と聞いてみたらたくさんの子どもたちが手を挙げてくれたのが大変ありがたかった。

久御山町立東角小学校化石体験学習

 5月29日、修学旅行で京都の東角小学校年生51名が鳥羽竜化石発見現場で化石採集体験会を行いました。初めにトバリュウの化石が発見されたことを紹介し、「皆さんの手で恐竜が生きた時代の貝化石などを見つけて、できたら恐竜化石にも挑戦してほしい。」と呼びかけました。その後海岸に降りて化石発見学習です。大潮だったけど干潮時間が11時だったので2時すぎは潮が満ちてきていました。説明してすぐ足元で男の子が巻貝の模様のある貝化石を見つけたのにはびっくりでした。浜はあまり広くなかったのですが、化石発見現場にも行けたので岩脈のところも少し探してみました。そしたら崖の下に貝化石の塊を見つけることができました。たくさんの貝化石がクラッシュして固まっていました。ハンマーですこしたたいてみましたが、貝化石をうまく掘りだすことはできませんでした。しかし、たくさんの子どもたちが貝化石を見つけることができて大変うれしかったです。最後のお礼の言葉でも「自分たちの手で貝化石を見つけることができてうれしかったです。」といっていただきました。記念写真を取ったり、石きりをして海岸の良さを体験しました。明日はスペイン村行だそうですが、化石採集が心に残ってくれることを祈りました。

 

修学旅行の下見計画

春の修学旅行の見学予定で、京都の小学校先生方が恐竜化石発見現場を訪ねていただきました。この日はちょうど潮の引きもよく海岸いっぱいのところを探っていただきました。

「元気な子どもたちなので浜でいろいろと探検しながら、化石を探すのもいいかも。」といっていただきました。「波と戯れ、磯のいきものを探るのも面白いかも」という声もいただきました。最近は貝化石などの発見が難しいので子どもたちの興味を広げるのも大事なポイントかと思いました。ぜひ、計画を練って来ていただきたいと思いました。

修学旅行の下見

修学旅行の下見で大阪の小学校の先生たちが恐竜化石発見現場に来てくれた。秋の修学旅行で来てくれる予定です。現場の化石採集の様子を確認しました。海岸に落ちている化石も見つけました。いい見本になりますと持ちかえっていただいた。10月4日 東条小学校

 

京都久御山町立東角(とうずみ)小学校の化石採集体験学習会

  5月30日、京都の東角小学校のみなさん、52名と引率の先生5名が鳥羽竜化石発見現場に化石採集体験学習で来てくれました。当日はちょうど大潮の干潮で浜も大変広く化石採集にもってこいでした。初めに恐竜小公園で鳥羽竜の紹介と化石の見つけ方について紹介。今年でトバリュウ化石発見21年目になるけど、今また丹波竜の発見や北海道のむかわ竜の発見で新たな恐竜ブームが来ていることを紹介し、恐竜と同じ時代の貝化石などを発見することがほんものの恐竜化石につながることを紹介させていただきました。そのあとさっそく海岸におりました。

 浜は大潮でぐっと海岸線が下がり、現場のところも広く転石を探すことができました。この作業の前に現場で化石を探していたら、黒い頁岩に中に二枚貝の化石があったので、浜の転石を探すことも勧めました。

 

 今回は浜が広すぎてどこをやればよいか見当がつかなかった子どもたちでしたが、何回もそれらしき石を拾う中で少しずつ化石に近いものが出てきました。

 先生も割れ貝だったけど貝の模様が残っている化石を見つけることができました。

 引率のカメラマンの方が運よく大きな貝化石を見つけてくれました。大アサリのような形のものでした。これらをきっかけに子どもたちも貝化石を見つけてくれました。なかなか見つけられないので、海からクラゲを見つけてきた子どもたちもありました。広い海岸でカニや巻貝を拾ってくる子どもたちもいました。気軽に自然に親しんでくれることも大事なことと思いました。40分ぐらいして、みんなが探した貝化石を紹介し合いました。予想以上にいろいろなものを見つけていました。

 

「恐竜発見現場でいろいろな化石発見ができたことは貴重な体験でした。」とお礼の言葉をいっていただきました。このことがまたどこかで自然を体験できる機会になったらと思いました。

修学旅行での化石体験学習

 5月18日、京都の八幡市立美濃山小学校の6年生の皆さん、128名がバス3台で鳥羽竜化石発見現場を訪れて化石採集体験学習をしてくれました。今回で7回目に訪問です。大変ありがたいことです。初めにトバリュウ化石発見の経緯を紹介し、「恐竜の生きた時代の化石を探してみましょう」と貝化石などの見つけ方を説明しました。現場の海岸に降りてさっそく砂浜の小石の中から貝化石を探しました。

 初めはなかなか見つかりませんでしたが、5分もしたら女の子が二枚貝の貝化石を見つけてくれました。一度見つけると次から次によく似たものが出てきました。引率の先生も巻貝の貝化石を見つけてくれました。約30分余りの活動でしたが、10以上の子どもたちがいろいろな化石を見つけてくれました。発見した子ども達に紹介をしていただきました。最後に安楽島海岸の良さや遠くに見える神島なども紹介し、また、これを機会に恐竜の生きた時代のことや地球の歴史の学習とともに鳥羽を訪れていただきたいことをお願いしました。

 

恐竜化石発見現場での修学旅行下見 4月2日

 今年、2校目の小学校の修学旅行下見です。春休みを利用して先生方が京都久御山町からやって来てくれました。東角小学校は初めての訪れですが、水族館のほかにいいところはないかと探して来てくれました。いつものようにトバリュウ化石発見の経緯を紹介し、浜に降りて貝化石を探しました。

  初めてなので難しいかと思いましたが何回も化石を含む岩質の石を拾いながらあるいていくと、10分した頃、先生の熱意で近くの砂の中から大変貴重な巻貝の貝化石を見つけてくれました。私もびっくり、たいへん形のいい貝化石でした。春の海はそよ吹く風も違うし貝化石を探していると時間を忘れてしまうといっていただきました。これで子どもたちにもしっかり紹介できると言われたくましく思いました。子どもたちが来てくれるのが楽しみです。 

 修学旅行の下見で恐竜発見現場を訪問  3月30日

 

 京都の八幡市立美濃山小学校6年生担任団の先生方が5月の修学旅行の下見でトバリュウ化石発見現場を訪問してくれました。この学校は毎年ここを訪れていただいており、今年で7年目の訪問です。今回も122名の皆さんがバス3台で来てくれます。100名を超えると対応に大変ですが、恐竜のことに関心を持っていただくことは大変ありがたいので「なぜここで恐竜化石が発見されたか。」「トバリュウはどんな恐竜だったか。」「なぜ近くでイグアノドンの足跡化石も見つかったのか」などを紹介させていただき、現場の浜に降りて「恐竜が生きた時代と同じ地層の貝化石を探そう」ということで浜辺の小石の中からを探しました。

 はじめはなかなか難しかったですが若い先生の熱心な観察のおかげで化石らしいものが少しずつ見つかりだしました。当日は子ども達が探しやすいように目を慣らしました。

 途中いままでお世話いただいた研究会の前事務局長の徳田さんの弔いをさせてほしいと花束を海に捧げさせていただきました。当日はみんなの願いが叶ってたくさんの貝化石や恐竜化石が発見されることを祈ってお別れしました。

富田林立東条小学校の化石採集体験

 106日、大阪の富田林市立東条小学校の皆さん32名が鳥羽竜発見現場で化石採集体験をしました。水族館を訪ねた後だったけど恐竜小公園でトバリュウ骨化石発見の様子の説明を聞いた後、海岸に降りて化石採集をしました。当初は台風が心配でしたが、無事すぎさわやかな天気で採集会ができました。海岸の転石の中から貝化石や恐竜の骨化石を見つけようとみんな一生懸命にチャレンジしました。はじめはなかなか見つけられなかつたけど少しずつ目が慣れてきて貝化石が見つけられてきました。先日の化石採集会でたくさんの化石を見つけた後なので今回は小さな形のものばかりでしたが、二枚貝の化石や巻貝の化石を見つけました。子ども達は最後までなんとか見つけたいと頑張っていました。

木津川市立高の原小学校のみなさん

6月3日、京都の木津川市立高の原小学校の皆さん69人がバス2台で鳥羽竜発見現場を訪ねてくれました。初めに教育委員会の西川課長さんから歓迎のあいさつをしていただき、鳥羽竜の発見とその経緯を説明させていただきました。鳥羽竜の骨化石は今から20年前に貝化石の研究マニアの方によって発見されましたが、その当時としてはこれだけ大きなものが発見されたことはビッグニュースでテレビや新聞で大きく報道されたことを紹介しました。

「恐竜の化石発見のヒントはこの辺りの貝化石を見つけようと来たことなので皆さんに今からやっていただくことが大きなつながりを見つけ出します」と呼びかけて海岸の小石を探し始めました。あいにく潮が満ちていましたが残されているところを丁寧に探しました。

一番初めに女性の先生がハマグリのような二枚貝の貝化石の破片を見つけてくれました。発見された先生もすぐさまの発見だったので大変驚いていました。

そのあと6年生の女の子が巻貝の化石を見つけました。形は小さなものでしたがとがった形の巻貝(キリガイダマシ)でした。そのうちだんだん目が慣れてきていろんなところから発見の声が上がりました。

黒い石の中からきらりと光る貝の表面が見られました。シジミの仲間の貝化石の様でした。よくわかるいい標本です。

今回の一番の発見は巻貝と二枚貝がドッキングしているものでした。

いずれも素晴らしい発見でした。私どもの願いは恐竜の歯や頭の化石などですが、この探索の目が慣れてくるとその発見も近づいてくると思いました。

時間があったので、周りの景色や海の様子も見ていただきました。時間は1時間余りでしたがたいへん内容の濃いものになりました。最後に「丁寧な解説をしていただきありがとうございました。」と代表の皆さんにお礼をいっていただき大変ありがたかったです。

今日の行程を終わってバスで宿舎へ帰りました。狭いところでしたが、運転手さんがうまくターンしてきてくれました。手をふるみなさんの顔もうれしそうでした。また、いつかの機会に来ていただくことをお願いしました。

 

京都八幡市立美濃山小学校の化石採集体験

6月8日、心配された天気も素晴らしい天気になり、京都八幡市立美濃山小学校の6年生111名の児童と8人の先生方がバス3台で来ていただきました。初めに対面のあいさつをして、鳥羽竜の化石発見の様子を紹介しました。そのあと海岸に降りて貝化石などの探索をしました。今日は潮も良く引き大変広い砂浜が広がっていました。

海岸の砂浜で貝化石の採集活動をしました。いろいろな化石が見つけられました。一番の発見はハマグリのような二枚貝の貝化石でした

子どもたちも一生懸命探したので20個余りの貝化石や生痕化石が見つけられました。残念ながら恐竜化石は見つかりませんでしたが、恐竜が生きていた時代と同じ化石が見つかったことは素晴らしい体験でした。